ドレスデン 磁器 (Dresden Porcelain)

1708年、ヨハン フリードリッヒ ベトガー(Johann Friedrich Böttger)がヨーロッパで初めて磁器を発明して以来ドレスデンは磁器の街として栄えました。

一般にドイツの磁器はマイセン、KPM、そしてドレスデンと地区別されますがイギリスのコレクターの間では19世紀のロマンチシズム(ロマン主義)の影響を受けたデザインの磁器をマイセンを含んでドレスデンと呼ぶこともあります。19世紀、マイセンで作られた白磁器が25km離れたドレスデンで絵付け、販売されたことから境界線が交互したのがその理由だと思われます。

今では高級志向で高価なマイセンに比べてドレスデン磁器は”比較的 手の届く価格”で市場にまわっていますが、1855年から1944年のドレスデンには約200人の絵付け人がマイセンをライバル視し、優れた作品を生み出していました。その代表工房が以下の通りです。それぞれの工房のマークで区別できます。

リヒャルト・クレム (Richard Klemm):1869年創業

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ドナート(Donath & Co.):1872年創業

オスワルド ロレンス (Oswald Lorenz)

アドルフ ハマン(Adolph Hamann) in 1883:

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フレンジスカ ():1894年創業

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アンブロジウス・ラム(Ambrosius Lamm):1887年創業

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カール ティーメ(Carl Thieme) : 1872年創業 ドレスデンで唯一 素磁器から製造。1900年のパリ万博、アメリカ進出でドレスデン磁器を世界に紹介した。1901/02年以降、ドレスデン磁器として登録された作品には”SP Dresden”(Saxonian Porcelain Factory Dresden)と呼ばれるトレードマークが使われ、ドレスデン磁器であることが保証されています。

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ヘレナ・ヴォルフゾーン(Helena Wolfsohn):1843年創業、のバックスタンプによく似た

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このマークは1894年~1896年に使われた がマイセンのAR (Augustus Rex)マークに似ていたためマイセンから訴えられ以下のマーク王冠とDに変更した。

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ドレスデン装飾はルネッサンス時代のロココが大きく影響しているため”ロココリバイバル”と呼ばれています。私もそんなロココ調のデリケートで気品高いデザインが見られるドレスデン磁器の魅力に惹かれています。

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ドレスデンティーカップ&ソーサ

 

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